意識が浮上し始めたのが分かる。
眩しさの所為か、思わず身じろぎをした。
――瞬間、激痛が奔った。
「――っ!?」
意識が戻る。
視界に映るのは見覚えのない風景。
一体ここは……?
そんな疑問を浮かべていた時。
「あ、気がついた?」
傍らから声が聞こえた。
――知らない少女だ。
「もう、村はずれであなたが倒れてるのを見つけたときは、本当にびっくりしたんだからね!」
村はずれで倒れていた?
と言う事はここはどこかの村なのか。
……やはり見覚えがない。
もしかしたら訪れた事があるかもしれないが、思考が纏まらない現状では分からなかった。
「……あ、まだ動いちゃダメだからね。大分良くなったみたいだけど、凄い大怪我だったんだから」
正直、信じられない事だが自分は助かったらしい。
少女は大怪我と言ったが、そんな生易しいものではなかった筈だ。
あの時、背中に突き立てられた感触は忘れようもない。
――間違いなく致命の一撃だった。
それなのにこうして生きている。
「よし、じゃわたしは先生呼んでくるから。――動いたらダメだよ?」
念を押して少女は出て行った。
「動きたくても、動けないわよ……」
反論が思わず零れ出る。
無理をすれば動かせるとは思うが……そんな自虐行為に興味は無かった。
暫く待てば先生とやらが詳しい話をしてくれるだろう。
それまでは少しでも体を休めておくべきだと思い、瞳を閉じた。
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今更ですが療養1日目。
2日目以降は恐らくありません(…。